私の生まれ育った地元では里芋に関係のあるお祭りがあります。
そのお祭りは11月初旬に行われます。
(かわいいフリー素材集いらすとや)
10月も半ばとなり、もうそんな季節なのかと感じます。
その里芋に関する思い出がふとよみがえりました。
里芋の思い出
当時は本家に祖母と曾祖母が住んでいました。
そのすぐ隣の家に私は住んでいましたが、両親が帰ってくるまでは、祖母、曾祖母と一緒に過ごすことも多かったのです。
学校から帰って、お腹が空いたと本家に行っては、祖母や曾祖母が作ってくれるお餅やかきもちなどいろいろと食べてお腹を満たしておりました。
少し醤油をつけて焼いて海苔をまいて食べたお餅は私のお気に入りのひとつでした。
そのため、当時は少々ふくよかでございましたが(笑)
そんな当時のとある日、お腹が空いたので本家へ私は行きました。
そこには里芋をグツグツと煮込む曾祖母の姿がありました。
(かわいいフリー素材集いらすとや)
とにかくお腹を満たしたいと私の持ったお皿に曾祖母が里芋を菜箸で鍋から移そうとした時でございます。
菜箸からつるんと落ちた熱々の里芋は私の足の上にべちゃっ・・・・
「っつ!!!!!!」
熱すぎてほぼ声にならなかったと思います。
すぐにお風呂場へ行き冷やしましたが、その後、しばらくは痛みが続き、水ぶくれとなりました。
何より私が熱くて慌てふためく姿に曾祖母はケラケラと笑っていたのです。
いやいや!!ちゃんと菜箸で掴んでおいてくれよ!!(泣)
(かわいいフリー素材集いらすとや)
里芋はぬるぬるとしております。
箸で掴む際にはご注意ください。
里芋のぬるぬるの正体は?
いわゆる里芋の「ぬめり」は
「ガラクタン」と「グルコマンナン」という食物繊維だそうです。
(かわいいフリー素材集いらすとや)
「ガラクタン」は水に溶けやすい水溶性食物繊維で、粘着性によって食べ過ぎの防止、糖質の吸収をゆるやかにして血糖値上昇を抑えるとされています。
また腸内環境を整える作用もあるそうです。
「グルコマンナン」にも同様に水溶性食物繊維が含まれており血糖値上昇を抑え、また血中コレステロールの低下にも効果があるそうです。
里芋にはその他にカリウムも含んでおり、むくみの解消にも良いそうです。
調理する際にその里芋のぬめりで皮膚が痒くなる方もおられるため注意は必要かもしれませんね。
何十年前のうっすらと足に残る水ぶくれの痕を見ながらよみがえった「熱い思い出」でした(笑)